粉での販売を終了します

Amazonでのマンデリンのレビューに以下のような辛辣なレビューを頂戴しました。
ご期待に添えられず大変残念です。

スーパーで購入した豆の様
豆と間違えて挽いたものを買ってしまったのは自分のミスなのですが、少なくとも到着日に開封した段階では、焙煎したて、挽きたてのはずだと思います。
さっそく淹れてみましたが、全く膨らまないのに驚きました。1投目にたつ香りが好きなのですがそれがない。期限内だけどスーパーの棚に何か月も並んでいた製品の様な印象です。
香りが弱い分苦味ばかりが目立つので、温度を低めにして淹れてみたら甘味も感じられて好みに合いそうなのですが、やはり香りが弱いのは致命的なのと、新鮮味を感じられずちょっと残念でした。
このレビュー直後、私が購入した中細挽きのみ在庫切れになって、豆とエスプレッソ用の挽きのものはまだ在庫ありになっています。生豆で保存しているものを注文に応じて焙煎しているのではなく、焙煎してそれぞれの挽目でパッケージしたものを在庫として出荷しているのだろうとお察しします。

屈辱的で、心が折れそうなので、挽き売りの販売を終了いたします。
以前、低評価をつけられた方も粉でのご注文でした。

当店では、必ず焙煎したての豆をお届けしています。
「深煎りのマンデリンが膨らまない」とのご指摘は、焙煎の問題ではなく、粉に挽いた後、数日経過したことによるものです。
新鮮な豆から出る二酸化炭素が抽出時の膨らみと香りの要因ですが、挽いた直後に二酸化炭素は一気に放出され数時間も経てば失われます。
二酸化炭素が失われることで酸化も促進され、2日も経てば風味が大きく劣化してしまいます。
また、コーヒーの香りは深煎りほど穏やかになるのが自然な特性です。

そして、粉にしてパッケージングしたものを在庫にしておく必要はありません。わざわざ商品価値を落とすとともに、売れ残る在庫リスクが増すだけです。

コーヒーの愉しみ方を押し付けたくない、という気持ちがあり、サービスの一環として挽き売りを続けていましたが、粉にすると本来の価値をご提供できないことに矛盾も感じていました。
豆面の良さや、欠点豆の少なさも、手間をかけることで実現できることですが、粉では良し悪しは判断できません。

いままで粉をご注文いただいていた皆様には、ご不便をおかけすることとなり誠に申し訳ございません。

安価な品でも問題ありませんので、ぜひコーヒーミルをご用意いただけますと幸いです。
豆を挽くのは手間ですが、より豊かなコーヒーライフをお楽しみいただけることをお約束いたします。

これからも、美味しいコーヒーをお届けできるよう努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。